混泳の相性表TM-01
熱帯魚の混泳の組み合わせ早見表|23種の相性を○△×と理由で示し、全部○の例とよくある失敗をまとめました
熱帯魚の混泳の組み合わせは、水温・大きさ・ヒレと性格・エビを食べるかで決まります。23種の相性を○△×と理由で示します。
この記事の内容(16項目)
- 結論:熱帯魚の混泳の組み合わせはどう決める?
- 熱帯魚の混泳の組み合わせは、どの順番で確かめる?
- 水温が合わない熱帯魚の組み合わせはどう見分ける?
- 大きさの差がある熱帯魚の組み合わせはどこまで大丈夫?
- ヒレかじりと気の強さで、熱帯魚の組み合わせはどう変わる?
- エビ・貝と熱帯魚の組み合わせで気をつけることは?
- 泳ぐ層を分けると、熱帯魚の組み合わせは選びやすくなる?
- 熱帯魚の飼育データはどこを比べる?
全部○になる熱帯魚の混泳の組み合わせの例は?4
- 混泳できない熱帯魚の組み合わせで、よくある失敗は?
- 組み合わせが決まったら、入れる順番と数はどう考える?
- 熱帯魚の混泳の組み合わせで使う用語は?
- 熱帯魚の混泳の組み合わせと一緒に押さえることは?
- 出典
結論:熱帯魚の混泳の組み合わせはどう決める?
熱帯魚の混泳の組み合わせは、水温・大きさ・ヒレと性格・エビを食べるかの4つで決めます。4つとも問題がなければ、一緒に飼いやすい組み合わせです。
一般には「同じくらいの大きさで、おとなしい魚どうしを選ぶ」と言われます。これは正しい目安です。ただ、水温がどれだけ重なるかや、エビをどう扱うかまで書かれていることは多くありません。
このサイトでは、23種の飼育データからルールで相性を計算しました。答えは○(一緒に飼いやすい)・△(条件つき)・×(向かない)の3段階で、理由も添えています。
この記事で分かることです。
- 相性チェック:2〜4種を選ぶと、すべての組み合わせの○△×と理由が出る
- グループごとの早見表:小型カラシン、グッピー・プラティ、エビ・貝、中型魚、ヒーターの要らない魚
- 相性を決める順番と、ルールの中身
- 全部○になる組み合わせの例と、よくある失敗
- 入れる順番と数の考え方
最初は、ネオンテトラ・コリドラス・パンダ・ミナミヌマエビを選んだ状態で開きます。種を入れ替えると、結果もその場で変わります。
混泳の相性は、入れる魚どうしのすべての組み合わせで確かめます。 3種なら3通り、4種なら6通りです。1組でも×があれば、その水槽は組み直します。
熱帯魚の混泳の組み合わせを早見表で見るには?
熱帯魚の混泳の組み合わせは、よく一緒に選ばれるグループごとの早見表で見ると早く決まります。行と列が交わるマスが、その2種の相性です。
早見表は5つに分けました。気になるグループから見てください。マスの理由は、上の相性チェックで同じ2種を選ぶと読めます。
ネオンテトラなど小型カラシンと底ものは一緒に飼える?
この6種なら、どの組み合わせも○です。水温と水質の好みが近く、どれもおとなしい魚だからです。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1ネオンテトラ | ・ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 2カージナルテトラ | ○ | ・ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 3ラミーノーズテトラ | ○ | ○ | ・ | ○ | ○ | ○ |
| 4ラスボラ・ | ○ | ○ | ○ | ・ | ○ | ○ |
| 5コリドラス・ | ○ | ○ | ○ | ○ | ・ | ○ |
| 6オトシンクルス | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ・ |
○ 一緒に飼いやすい △ 条件つき × 向かない
出典: 各魚種の飼育データ(表「熱帯魚の飼育データ」の出典)から、このサイトのルールで判定
カラシン(=ネオンテトラなど南米の小型魚の仲間)は、中ほどの層を群れで泳ぎます。コリドラスとオトシンクルスは、底やガラス面で暮らします。
カージナルテトラは、ネオンテトラより高めの水温を好みます。それでも重なる幅が十分にあるので○です(数字は飼育データの表のとおり)。
グッピー・プラティとベタやスマトラは一緒に飼える?
グッピーとプラティどうしは○です。ベタとはどちらも×、スマトラとはグッピーが×になります。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1グッピー | ・ | ○ | ○ | ○ | × | × |
| 2プラティ | ○ | ・ | ○ | ○ | △ | × |
| 3ネオンテトラ | ○ | ○ | ・ | ○ | △ | × |
| 4コリドラス・ | ○ | ○ | ○ | ・ | △ | × |
| 5スマトラ | × | △ | △ | △ | ・ | × |
| 6ベタ(オス) | × | × | × | × | × | ・ |
○ 一緒に飼いやすい △ 条件つき × 向かない
出典: 各魚種の飼育データ(表「熱帯魚の飼育データ」の出典)から、このサイトのルールで判定
グッピーとプラティは卵胎生(=お腹の中で卵をかえし、稚魚を産む魚)です。どちらもおとなしく、ネオンテトラやコリドラスとも○です。
×になる理由は、どちらもヒレです。グッピーはヒレが長く、スマトラはほかの魚のヒレをかじります。ベタのオスはヒレの長い魚をライバルと見て攻撃します。
スマトラは、グッピー以外の相手とも△が並びます。ヒレをかじることがあるからです。
エビ・貝と小型魚の組み合わせはどうなる?
エビ・貝と小型魚は、多くが○です。ただし稚エビを食べる魚とミナミヌマエビは△、クーリーローチとは×です。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1ミナミヌマエビ | ・ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
| 2ヤマトヌマエビ | ○ | ・ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 3石巻貝 | ○ | ○ | ・ | ○ | ○ | ○ |
| 4ネオンテトラ | ○ | ○ | ○ | ・ | ○ | ○ |
| 5オトシンクルス | △ | ○ | ○ | ○ | ・ | ○ |
| 6クーリーローチ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ・ |
○ 一緒に飼いやすい △ 条件つき × 向かない
出典: 各魚種の飼育データ(表「熱帯魚の飼育データ」の出典)から、このサイトのルールで判定
ミナミヌマエビは水槽の中で増えるエビです。生まれたばかりの稚エビは小さく、オトシンクルスのような小魚にも食べられます。
ヤマトヌマエビは、幼生が海で育つため水槽では増えません。そのため稚エビの心配がなく、この6種とはすべて○です。
エンゼルフィッシュやドワーフグラミーと小型魚は一緒に飼える?
中型魚と小型魚は、組み合わせしだいで○にも×にもなります。エンゼルフィッシュはネオンテトラと×、クーリーローチとは○です。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1エンゼルフィッシュ | ・ | △ | × | × | △ | ○ |
| 2ドワーフグラミー | △ | ・ | △ | ○ | ○ | ○ |
| 3スマトラ | × | △ | ・ | △ | △ | △ |
| 4ネオンテトラ | × | ○ | △ | ・ | ○ | ○ |
| 5コリドラス・ | △ | ○ | △ | ○ | ・ | ○ |
| 6クーリーローチ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ・ |
○ 一緒に飼いやすい △ 条件つき × 向かない
出典: 各魚種の飼育データ(表「熱帯魚の飼育データ」の出典)から、このサイトのルールで判定
エンゼルフィッシュは、大きくなるとテトラのような小魚を食べることがあります。底を泳ぐクーリーローチは、相手に向くとされています。
ドワーフグラミーは、ネオンテトラ・コリドラス・クーリーローチと○です。スマトラは、この表のどの相手とも○になりません。
ヒーターの要らない魚どうしの組み合わせはどうなる?
メダカとミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・石巻貝は○です。金魚とエビは×、メダカと金魚は△です。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1メダカ | ・ | △ | ○ | ○ | ○ | △ |
| 2金魚 | △ | ・ | × | × | ○ | △ |
| 3ミナミヌマエビ | ○ | × | ・ | ○ | ○ | △ |
| 4ヤマトヌマエビ | ○ | × | ○ | ・ | ○ | ○ |
| 5石巻貝 | ○ | ○ | ○ | ○ | ・ | ○ |
| 6ゼブラダニオ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ・ |
○ 一緒に飼いやすい △ 条件つき × 向かない
出典: 各魚種の飼育データ(表「熱帯魚の飼育データ」の出典)から、このサイトのルールで判定
メダカと金魚は、日本の屋外で冬を越せる魚です。ヒーターの要る熱帯魚と組むと、どちらかに無理が出るので△以下になります。
ゼブラダニオは、このサイトではヒーターの要る魚として扱っています。メダカ・金魚と△なのはそのためです。
ゼブラダニオとミナミヌマエビも△です。大人のエビは食べなくても、エサを取ってエビを追い回すことがあるからです。
早見表で×のマスがある組み合わせは、ほかがすべて○でも組み直します。 相性は、いちばん悪い1組で決まるからです。
熱帯魚の混泳の組み合わせは、どの順番で確かめる?
熱帯魚の混泳の組み合わせは、水温、大きさ、ヒレと性格、エビの順に確かめます。理由が複数あるときは、いちばん悪い段階が答えです。
このサイトの計算は、次のルールで○△×を決めています。数字は飼育データの値で、しきい値(=分かれ目の数字)はこの表のとおりです。
| 確かめること | ×(向かない) | △(条件つき) |
|---|---|---|
| 水温 | 適温の重なりが1℃未満(端で接するだけを含む) | 重なりが2℃未満 |
| 水質(pH) | なし | 好むpHが重ならない |
| ヒーターの要否 | なし | 魚どうしで要否が違う |
| 大きさ | 小魚を食べる魚と、体が半分以下の魚 | 3倍以上の差(大きい側がおとなしい種なら当てはめない) |
| エビ | エビを食べる魚とエビ | 稚エビを食べる魚とエビ(ヤマトヌマエビは除く) |
| ヒレかじり | ヒレをかじる魚と、ヒレの長い魚 | ヒレをかじる魚と、ほかの魚 |
| 性格 | 気が強い魚と、ほかの魚 | やや気が強い魚と、ヒレの長い魚 |
大きさの「3倍」は、資料の数字ではなくこのサイトの目安です。どの段階にも当たらなければ○です。
ルールだけでは決めきれない組み合わせもあります。資料で確かめた組み合わせに限り、ルールの答えを個別の判定に置き換えています。
たとえばメダカとミナミヌマエビは、水温のルールでは×になります。メーカーの資料が混泳に向くとしているので、○にしています。
○△×は、理由のうちいちばん悪いもので決まります。 △の理由が3つあっても△、×が1つあれば×です。
水温が合わない熱帯魚の組み合わせはどう見分ける?
2種の適温の範囲が、どれだけ重なるかで見分けます。重なりが1℃未満なら×、2℃未満なら△です。
適温は種ごとに幅があります。2種の幅を並べて、両方に入る温度があるかを見ます。数字は飼育データの表のとおりです。
| 組み合わせ | 相性 | 水温の見え方 |
|---|---|---|
| ネオンテトラ×カージナルテトラ | ○ | 重なる幅が十分ある |
| メダカ×ネオンテトラ | △ | 重なりが狭く、ヒーターの要否も違う |
| メダカ×カージナルテトラ | × | 適温が重ならない |
| メダカ×コリドラス・パンダ | × | 適温が重ならない |
| ドワーフグラミー×メダカ | × | 適温が重ならない |
水質(pH)の好みが重ならないときは△にしています。水質はある程度調整できるので、×にはしていません。今の23種では、pHだけで△になる組み合わせはありません。
ヒーターの要否が違う魚どうしも△です。水温が重なっても、熱帯魚に合わせると、もう一方には高めになるからです。
ヒーターの温度は、2種の適温が重なる範囲の中に置いてください。端に寄せると、片方には暑すぎたり寒すぎたりします。
水温は「重なるか」だけでなく「どれだけ重なるか」で見ます。 幅が狭い組み合わせは、季節の室温の変化で外れやすくなります。
大きさの差がある熱帯魚の組み合わせはどこまで大丈夫?
小魚を食べる魚と、体がその半分以下の魚の組み合わせは×です。ほかに、大きさが3倍以上違うときも△にしています。
このサイトのデータで「小魚を食べる」と資料で確かめたのは、エンゼルフィッシュと金魚です。
- エンゼルフィッシュ:Seriously Fishは「テトラのような小魚を食べることがある」と書いています
- 金魚:RSPCA Australiaは、相手は「金魚の口より大きい魚」なら多くの熱帯魚と飼えるとしています
3倍の差の△は、大きい側がおとなしい種なら当てはめません。草食のブッシープレコのような魚まで△にしないためです。今の23種では、この理由だけで△になる組み合わせはありません。
大きさは、飼育データの「大人の大きさ」で比べています。店で買うときは、どの魚もまだ小さいことが多くあります。
エンゼルフィッシュは、大人になると体の高さも出ます。Seriously Fishは、大人には高さ50cm以上の水槽を勧めています。
大きさは、買ったときではなく大人になったときで比べます。 今は同じくらいでも、半年後に口に入る大きさの差になることがあります。
ヒレかじりと気の強さで、熱帯魚の組み合わせはどう変わる?
ヒレをかじる魚とヒレの長い魚の組み合わせは×です。気が強い魚は、ほかの魚すべてと×になります。
ヒレと性格にかかわる性質は、飼育データで次の種に付けています。どれも資料で確かめたものだけです。
| 性質 | 当てはまる種 | 相手との相性 |
|---|---|---|
| ヒレをかじる | スマトラ | ヒレの長い魚と×、ほかの魚と△ |
| ヒレが長い | グッピー、ベタ(オス)、エンゼルフィッシュ | ヒレをかじる魚と×、やや気が強い魚と△ |
| 気が強い | ベタ(オス) | ほかの魚すべてと× |
| やや気が強い | エンゼルフィッシュ、スマトラ、ドワーフグラミー | ヒレの長い魚と△ |
Seriously Fishによると、スマトラのヒレかじりは数が少ないときに目立ちます。水槽が狭いときも同じです。群れの目安(表のとおり)をそろえることが前提です。
ベタのオスについて、Seriously Fishは「単独で飼うのがいちばん」と書いています。ヒレの長い魚は、ライバルと見て攻撃することがあるからです。
ヒレの先が白く欠けていたら、ヒレかじりを疑ってください。かじる魚と長いヒレの魚は、同じ水槽にしないのが近道です。
ヒレの長さと気の強さは、大きさが同じでも相性を×にします。 「小型どうしだから大丈夫」とは限らない部分です。
エビ・貝と熱帯魚の組み合わせで気をつけることは?
エビは、エビを食べる魚と×、稚エビを食べる魚と△です。石巻貝は、この23種ではどの相手とも○です。
エビを食べる・稚エビを食べると資料で確かめた魚は、次のとおりです。
| 性質 | 当てはまる種 | エビとの相性 |
|---|---|---|
| エビを食べる | エンゼルフィッシュ、金魚 | × |
| 稚エビを食べる | グッピー、ベタ(オス)、オトシンクルス、クーリーローチ | △(ミナミヌマエビ・チェリーシュリンプ) |
稚エビを食べる魚とでも、大人のエビは残ることが多いので△にしています。ヤマトヌマエビは水槽で稚エビが生まれないので、このルールを当てはめません。
クーリーローチとミナミヌマエビ・チェリーシュリンプは、個別の判定で×です。専門店の資料が、稚エビを食べることが多いので避けたほうがよいとしています。
エビと魚を一緒にするなら、水草を茂らせて隠れ場所を作ってください。稚エビが逃げ込めると、残る数が増えます。
エビと魚の組み合わせは、エビと混泳できる魚でエビの種類ごとにまとめます。
エビの相性は、大人のエビと稚エビで分けて考えます。 増やしたいなら△の魚は避け、増やさないなら△でも飼えます。
泳ぐ層を分けると、熱帯魚の組み合わせは選びやすくなる?
泳ぐ層が分かれると、同じ水槽でもぶつかりにくくなります。○の組み合わせの中から選ぶときの目安に使います。
一般に、上層・中層・底層に分けて選ぶとよいと言われます。ドイツのメーカーseraの資料も、グッピーは上の層、ネオンテトラは中ほどの層と書いています。
たとえば、グッピー(上層)とネオンテトラ(中層)とコリドラス・パンダ(底層)です。どの2種も○です。層が分かれ、見た目にも水槽全体が使われます。
ただし、このサイトの○△×の計算には、泳ぐ層を入れていません。層が違っても、スマトラ(中層)とグッピー(上層)は×のままです。
ベタとエンゼルフィッシュは、泳ぐ層を書いた資料が見つかりませんでした。表では空欄にしています。
泳ぐ層は、○の中から選ぶときの目安です。 層が違うことは、×を○に変える理由にはなりません。
熱帯魚の飼育データはどこを比べる?
| 魚・エビ | 大人の大きさ (cm) | 水温 (℃) | pH | 泳ぐ層 | 性格 | 群れの目安 (匹以上) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ネオンテトラ | 4 | 21〜25 | 4〜7.5 | 中層 | おとなしい | 8 |
| カージナルテトラ | 3.5 | 23〜29 | 3.5〜7.5 | 中層 | おとなしい | 8 |
| ラミーノーズテトラ | 5 | 23〜26 | 5.5〜7 | 中層 | おとなしい | 10 |
| グッピー | 6 | 17〜28 | 7〜8.5 | 上層 | おとなしい | 3 |
| プラティ | 6 | 20〜26 | 7〜8.2 | 上層 | おとなしい | 3 |
| ベタ(オス) | 6.5 | 22〜30 | 6〜8 | 気が強い | 1 | |
| エンゼルフィッシュ | 15 | 24〜30 | 6〜7.4 | やや気が強い | 5 | |
| コリドラス・パンダ | 5 | 22〜25 | 6〜7.4 | 底層 | おとなしい | 6 |
| コリドラス・パレアタス | 7 | 22〜26 | 6〜7 | 底層 | おとなしい | 5 |
| オトシンクルス | 3.5 | 21〜26 | 5.5〜7.5 | 底層 | おとなしい | 6 |
| ラスボラ・ヘテロモルファ | 5 | 21〜28 | 5〜7.5 | 中層 | おとなしい | 8 |
| ゼブラダニオ | 5 | 18〜25 | 6〜8 | 中層 | おとなしい | 8 |
| チェリーバルブ | 5 | 20〜27 | 6〜8 | 中層 | おとなしい | 6 |
| スマトラ | 7 | 20〜26 | 5〜8 | 中層 | やや気が強い | 8 |
| ドワーフグラミー | 9.5 | 22〜27 | 6〜7.5 | 中層 | やや気が強い | 1 |
| クーリーローチ | 10 | 21〜26 | 3.5〜7 | 底層 | おとなしい | 5 |
| ブッシープレコ | 12.5 | 21〜26 | 5.5〜7.5 | 底層 | おとなしい | 1 |
| メダカ | 4 | 16〜22 | 6.5〜8.5 | 上層 | おとなしい | 8 |
| 金魚 | 10 | 20〜24 | 6.5〜7.5 | 中層 | おとなしい | 2 |
| ミナミヌマエビ | 2.8 | 23〜28 | 6.5〜7 | 底層 | おとなしい | |
| レッドチェリーシュリンプ | 4 | 16〜28 | 6.5〜8.5 | 底層 | ||
| ヤマトヌマエビ | 4 | 20〜28 | 6.5〜7.5 | 底層 | ||
| 石巻貝 | 2 | 10〜28 | 7 | おとなしい |
出典(23件)
- Seriously Fish(Paracheirodon innesi)
- Seriously Fish(Paracheirodon axelrodi)
- Seriously Fish(Hemigrammus bleheri)
- Seriously Fish(Poecilia reticulata)
- Seriously Fish(Xiphophorus maculatus)
- Seriously Fish(Betta splendens)
- Seriously Fish(Pterophyllum scalare)
- Seriously Fish(Corydoras panda)
- Seriously Fish(Corydoras paleatus)
- Seriously Fish(Otocinclus macrospilus)
- Seriously Fish(Trigonostigma heteromorpha)
- Seriously Fish(Danio rerio)
- Seriously Fish(Puntius titteya)
- Seriously Fish(Puntigrus tetrazona)
- Seriously Fish(Trichogaster lalius)
- Seriously Fish(Pangio semicincta)
- Seriously Fish(Ancistrus cf. cirrhosus)
- Seriously Fish(Oryzias latipes)
- RSPCA Australia(金魚の飼い方)
- GEX(適温)・東京アクアガーデン(pH・泳ぐ層・性格)・京都府レッドデータブック2015(大きさ)
- Aquarium Co-Op(水温・pH)・UF/IFAS EDIS(大きさ・暮らす場所)
- GEX(適温)・東京アクアガーデン(pH・泳ぐ層)・兵庫県レッドデータブック(大きさ)
- 東京アクアガーデン(水温・pH・性格)・石川県レッドデータブック(大きさ)
熱帯魚の混泳の組み合わせを決める値は、この表にまとめました。相性の計算も、すべてこの表の値から行っています。
- 水温・pH:魚はSeriously Fish(飼育向けの資料)の値です。金魚はRSPCA Australia、エビ・貝はメーカーと専門店の資料です
- 大人の大きさ:大人になったときの最大の目安です。資料によって全長か体長かが違います
- 群れの目安:資料の「少なくとも何匹」です。エビ・貝は数の資料が無く空欄です
数字は、この表を1か所の正としています。 本文で「表のとおり」と書いているのは、この表のことです。
全部○になる熱帯魚の混泳の組み合わせの例は?
全部○になる組み合わせの例を4つ挙げます。入れる種のすべての2種の組み合わせを、計算で○と確かめました。
| 例 | 入れる種 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 1 | ネオンテトラ、ラスボラ・ヘテロモルファ、コリドラス・パンダ、ヤマトヌマエビ、石巻貝 | 水草の水槽で、群れと底ものを楽しむ |
| 2 | グッピー、プラティ、コリドラス・パンダ、ブッシープレコ、ヤマトヌマエビ | 色の明るい卵胎生を中心にする |
| 3 | ドワーフグラミー、ラスボラ・ヘテロモルファ、コリドラス・パレアタス、オトシンクルス、クーリーローチ | 1匹目立つ魚を主役にする |
| 4 | メダカ、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、石巻貝 | ヒーターを使わない |
例の種を全部入れる必要はありません。全部○の組み合わせから種を抜いても、残りは○のままです。
ネオンテトラとコリドラスを軸にするなら?
例1がそのまま使えます。ネオンテトラとヘテロモルファが中層、コリドラスが底、エビと貝がコケや残りエサを食べます。
Seriously Fishは、ネオンテトラはほかの群れる魚がいると落ち着くと書いています。2種の群れを入れるのは、その考え方に沿った形です。
グッピーやプラティを中心にするなら?
例2が使えます。グッピーとプラティは上層、コリドラスとブッシープレコは底で暮らします。
ブッシープレコは、ほかの種にはおとなしい魚です。Seriously Fishによると、同じ種や似た形の魚とは縄張りで争います。プレコは1匹にしておくと安心です。
ドワーフグラミーを主役にするなら?
例3が使えます。主役のドワーフグラミーに、おとなしい群れと底ものを合わせる形です。
Seriously Fishは、ヘテロモルファのような小型のコイ科をよい相手に挙げています。コリドラスも同じです。
小さな水槽では、ドワーフグラミーを主役と考えるよう書かれています。オスを2匹入れるのは、大きな水槽でない限り失敗のもとです。
ヒーターを使わずに組み合わせるなら?
例4が使えます。メダカとエビ・貝の組み合わせは、すべて○です。
メダカとミナミヌマエビは、水温のルールだけなら×ですが、個別の判定で○にしています。メーカーのGEXが、メダカとの混泳に適していると書いているためです。
全部○の組み合わせを作ったら、1種足すたびに相性チェックで確かめ直します。 足した種と、今いる全種の組み合わせが増えるからです。
混泳できない熱帯魚の組み合わせで、よくある失敗は?
よくある失敗は、ベタと小型魚、エンゼルフィッシュとネオンテトラ、グッピーとスマトラです。どれも×で、理由ははっきりしています。
| 組み合わせ | 相性 | 理由 | 代わりの案(○) |
|---|---|---|---|
| ベタ(オス)×ネオンテトラ | × | ベタは気が強く、ほかの魚を追い回す | ベタには石巻貝 |
| ベタ(オス)×グッピー | × | ヒレの長い魚をライバルと見て攻撃する | グッピーにはプラティ・コリドラス |
| エンゼルフィッシュ×ネオンテトラ | × | 大きくなると小魚を食べることがある | エンゼルにはクーリーローチ・ブッシープレコ |
| グッピー×スマトラ | × | スマトラがグッピーの長いヒレをかじる | スマトラにはゼブラダニオ |
| メダカ×コリドラス・パンダ | × | 適温が重ならない。ヒーターの要否も違う | メダカにはミナミヌマエビ・石巻貝 |
| 金魚×ネオンテトラ | × | ネオンテトラが金魚の口に入る大きさ | 金魚には石巻貝 |
| クーリーローチ×ミナミヌマエビ | × | 稚エビを食べることが多い | クーリーローチにはヤマトヌマエビ |
失敗のほとんどは「小さくておとなしいから大丈夫」と思って入れた組み合わせです。ベタもエンゼルフィッシュも、店では小さく、おとなしく見えます。
×の組み合わせで飼い始めてしまったときは、次の順で手当てします。
- 追われている魚、ヒレが欠けた魚を確かめる
- 別の水槽か、水槽の中の仕切りで分ける
- 分けた先の水温と水質を、その魚の適温に合わせる
- 引き取りや交換ができるか、購入したお店に相談する
追い回しやヒレの傷が見えたら、慣れるのを待たずに分けます。 ×の理由は、時間がたっても消えないからです。
組み合わせが決まったら、入れる順番と数はどう考える?
順番は、オトシンクルスのような臆病な魚を、落ち着いた水槽に後から入れる形が資料に沿います。数は、群れる魚を群れの目安以上にそろえます。
確かめられた資料の内容を、場面ごとにまとめます。
| 場面・種 | 資料の内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 立ち上げたばかりの水槽 | 最初の6週間は、アンモニアと亜硝酸を2〜3日おきに測る | RSPCA Australia |
| オトシンクルス | 落ち着いた、水草のある水槽に入れると問題が少ない | Seriously Fish |
| スマトラ | 数が足りない・水槽が狭いときに、ヒレかじりが目立つ | Seriously Fish |
| ドワーフグラミー | オスとメスのペアがいちばんよい。オス2匹は失敗のもと | Seriously Fish |
| エンゼルフィッシュ | 仲間どうしで小競り合いがある。少数の群れで飼う | Seriously Fish |
| コリドラス | 仲間がいると、ずっと落ち着いて活発になる | Seriously Fish |
| 魚の数全体 | 魚が多いほど、大きな水槽が要る | RSPCA Australia |
オトシンクルスは、Seriously Fishによると活発な魚にエサを取られます。先に水槽が落ち着き、水草やコケがある状態にしてから入れる流れが合います。
何種類まで入れてよいかを決めた一次資料は、見つかりませんでした。種を足すたびに、相性チェックで今いる全種と確かめるのが確実です。
群れる魚は、群れの目安の数をそろえてから楽しんでください。コリドラスのように、仲間がいるほど落ち着いて動く魚がいます。
数は「群れの目安」を下回らないことが先、種類を増やすのは後です。 種類を増やすほど、1種あたりの数がそろえにくくなります。
熱帯魚の混泳の組み合わせで使う用語は?
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 混泳 | 種類の違う魚やエビを、同じ水槽で飼うこと |
| 適温 | その魚が元気に暮らせる水温の範囲 |
| pH | 水の酸性・アルカリ性の度合い。7が中性で、小さいほど酸性 |
| カラシン | ネオンテトラなど、南米やアフリカの小型魚の仲間 |
| 卵胎生 | お腹の中で卵をかえし、稚魚を産むこと。グッピーやプラティ |
| 底もの | コリドラスやプレコなど、水槽の底で暮らす魚 |
| ヒレかじり | ほかの魚のヒレをかじる癖。スマトラが有名 |
| 稚エビ | 生まれたばかりの小さなエビ。小魚にも食べられる |
| 立ち上げ | 新しい水槽に水を入れ、魚が暮らせる状態にするまでの期間 |
熱帯魚の混泳の組み合わせと一緒に押さえることは?
主役の魚が決まっているなら、魚ごとの記事で全種との相性を見てください。
熱帯魚の混泳の組み合わせでよくある質問は?
テトラとグッピーは混泳できますか?
ネオンテトラとグッピーは○です。水温が重なり、どちらもおとなしい魚です。
グッピーは中性より上、ネオンテトラは中性より下の水質まで好みます。2種の好みは中性あたりで重なります(表のとおり)。カージナルテトラ・ラミーノーズテトラも、グッピーとは○です。
ネオンテトラと一緒に入れてもいい魚は?
ネオンテトラは、23種の多くと○です。×はベタ(オス)・エンゼルフィッシュ・金魚、△はスマトラとメダカです。
ネオンテトラの相手はネオンテトラの混泳で全種を並べます。小型カラシン・コリドラス・エビ・貝は、ほぼすべて○です。
ベタはほかの魚と混泳できますか?
ベタ(オス)は、このサイトの計算ではほかの魚とほぼ×です。チェリーバルブだけが△です。
エビと貝では、石巻貝が○、ヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビ・チェリーシュリンプが△です。
魚を入れるより、ベタ1匹を主役にする形が資料に沿っています。 くわしくはベタの混泳にまとめます。
熱帯魚と一緒に飼える生き物は?
エビと貝です。石巻貝は、この23種ではどの相手とも○です。
エビは種類で答えが分かれます。ヤマトヌマエビは多くの魚と○、ミナミヌマエビは稚エビを食べる魚と△です。エンゼルフィッシュと金魚は、どのエビとも×です。
メダカと熱帯魚は混泳できますか?
メダカと熱帯魚は、△か×になります。メダカはヒーターの要らない魚で、熱帯魚と適温がずれるからです。
ネオンテトラ・グッピー・プラティ・ゼブラダニオとは△です。カージナルテトラやコリドラスとは×です。メダカの相手には、ミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・石巻貝が○です。
混泳水槽のエサはどうすればいいですか?
底の魚と臆病な魚に、エサが届いているかを毎回見ます。活発な魚が先に食べきることがあるからです。
Seriously Fishは、オトシンクルスは活発な魚にエサを取られると書いています。ドワーフグラミーにも、エサを取り合う相手は向かないとしています。
エビは底で暮らすので、沈むエサが届く形にします。
出典
- Seriously Fish: Paracheirodon innesi(ネオンテトラ。群れ・ほかの群れる魚を入れると落ち着く)
- Seriously Fish: Pterophyllum scalare(エンゼルフィッシュ。小魚を食べることがある・仲間どうしの小競り合い・水槽の高さ)
- Seriously Fish: Puntigrus tetrazona(スマトラ。ヒレかじりと群れの数・水槽の広さ)
- Seriously Fish: Trichogaster lalius(ドワーフグラミー。ペアで飼う・オス2匹・主役・よい相手と向かない相手)
- Seriously Fish: Betta splendens(ベタ。単独で飼う・ヒレの長い魚をライバルと見る)
- Seriously Fish: Otocinclus macrospilus(オトシンクルス。落ち着いた水槽に入れる・エサを取られる)
- Seriously Fish: Corydoras panda(コリドラス・パンダ。仲間と飼うと落ち着く)
- Seriously Fish: Ancistrus cf. cirrhosus(ブッシープレコ。同じ種・似た形の魚との縄張り)
- RSPCA Australia: How should I care for my goldfish?(金魚の口より大きい魚・立ち上げ後6週間の水質検査・魚の数と水槽の大きさ)
- sera: Fish stock for a 60 cm aquarium(グッピーは上の層、ネオンテトラは中ほどの層)
- GEX:ミナミヌマエビの飼い方(メダカとの混泳に適している)
- 東京アクアガーデン:クーリーローチ(稚エビを食べることが多い)
- Aquarium Co-Op: Cherry Shrimp Tank Mates(稚エビの隠れ場所・稚エビを食べる魚)
- 飼育データ(水温・pH・大きさ・泳ぐ層・性格・群れ)の行ごとの出典は、表「熱帯魚・エビ・貝の飼育データ」の下にあります